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三陸のかき殻から、しっくい壁材が生まれました(3)

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三陸のかき殻から、しっくい壁材が生まれました(3)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2015.09.19 ━


地元産の建材と言えば、岩手の場合、木材とセメントが2トップで、ちょっと他が思い浮かばないくらいなのですが、今回の漆喰の登場は様々な夢を膨らませてくれます。


まずは、やはり地域経済活性への期待であります。
木材を例にとると、岩手でも公共物件に地産材が活用され始め、地元でお金が回る仕組みがひとつ出来ました。
そして木のぬくもりを感じる建物は、地域の人たちに愛される存在になっています。





【住田町役場】







【紫波町オガール地区】



かき殻漆喰も、公共物件などで活用される様になれば、かきの生産者さんの励みにもなるでしょうし、地域の雇用を増やすことになります。
また病院や学校、幼稚園などに採用されれば、自然素材である漆喰の特性である空気浄化機能が、その威力を発揮し、利用する地域の方々の快適な活動にも寄与します。

更には、寺社仏閣など歴史的な建物の維持・保存への活用も期待されます。





【もりおか町家物語館】





【皇居】



地元の方が好んで使っていただき、地域に根付いた建材になってほしいとも思っています。

新築時にセルフビルドする方や、リフォームをDIYでやる方が増えています。乾燥がゆっくりで扱い易いこの漆喰は、コテ塗りしたりローラー塗りしたりと、職人さんでなくてもある程度きれいに仕上がります。

一般の方も手軽に工事するシーンが増えていけば、地域ブランドの誕生という事になるでしょう。





そして、漆喰壁の世界に有望な新商品が登場する事は、他の漆喰製品にも良い影響を与えるはず。と考えています。
弊社でも何種類か漆喰製品を扱っていますが、それぞれに特徴があり、長年ご愛用いただいている商品ばかりです。

塗り壁の選択肢が増える事で、左官仕上げの分野を多くの方に知っていただくきっかけになればと切に願うところであり、弊社も努力してまいります。


かき殻漆喰の開発過程では、地元の気仙左官からのアドバイスを受けたとお聞きしました。
大船渡市、陸前高田市、住田町とその近郊からなる気仙地方は、腕のいい左官さんや大工さんが多い事で昔から知られてきました。


気仙大工左官伝承館サイト
https://sites.google.com/site/kesendaikusakandenshoukan/




古来からの職人の知恵と、現代の技術で作られた貝灰と、菊池技研コンサルタントさんの熱意とで作られたメイドイン岩手の「かき殻しっくい」。
これから、どんどん試してみたいと思います。






*お問い合わせは−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

合資会社小原商店

http://www.m-obara.net

盛岡市高松2−13−10
tel:019-662-3301 fax019-662-7989
e-mail:morioka-obara@nifty.com
2015.09.19 Saturday 11:24 | - | - | 
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